人気ブログランキング | 話題のタグを見る

韓国の兵役のことをヘワンに聞いてみたよ

いろいろ基本的なことも教えてくれました。
基本的なことすら知らないのでとっても勉強になりました。
韓国の兵役のことをヘワンに聞いてみたよ_b0246322_6455634.jpg


男性は2年間、女性は希望者のみ入隊できる。

大学に進学した男子は、1年か2年勉強したら休学して入隊する。それから大学にもう一回戻ってくるパターンがほとんど。

一番しんどいんは、夏と冬、それぞれ山で3~4日の合宿がある。死にそう・・・。

パートナーを背負って30キロ歩く(休憩OK)。8時間以上かかる・・・。

入隊してすぐくらい、下っ端の若い兵士が集まっているところに中将くらいの人がやってくる。その人が去ってから「アイツのことどう思う?」と隣におる人に聞かれて「怖そうな人だ~」とかなんとか答えたら、その聞いてきた隣の人は実は新人に紛れ込んだ中将だった!
あとでチクられる。

少将か中将くらいの人が「お前、銃を持ってるか?」と聞いてくるらしい。「え!?まだ持ってません」と答えると「銃はそこのMX(靴下とか必需品が買えるお店)で自分で買うんだ。早く買ってこい!」と言われて慌ててお店へ行くと、お店の人に「売ってないよ~ン」と言われる。
ヘワンが入隊してた10年前はあったらしいけど、最近この手のドッキリ?はもうないらしい。


幸「やっぱりホフク前進するん?」
ヘ「するけど・・・」
幸「こーやってこーやって進んで、大変なんだろ?」
ヘ「ホフク前進ばっかりちゃうよ・・・」
幸「そうやな。やっぱり筋トレとかが基本よな」
ヘ「いや、それよりそれぞれのパートに分かれて勉強するんよ。ほんまに戦争になったら、いろんなことができなあかんのよ。食事もまず必要やし、ラジオを組み立てたり、無線機を使ったり、いろんな機械を使わなあかんだろ?」
幸「あ、ほな、ヘワンは料理担当?料理うまいもんなぁ~」
ヘ「僕は一応、ラジオ無線とか交信みたいなやつ?なんて言うたらいいかな~」
幸「分かるよ!『プライベートライアン』で見たけん」
ヘ「そうそう、まぁそんなカンジ」
幸「お給料は出るん?」
ヘ「めっちゃめっちゃちょっとだけな」
幸「なんぼくらい?」
ヘ「8万円か10万円くらいかな」
幸「ほなけど毎日ご飯は出るんだろ?」
ヘ「けどやっぱりお菓子買ったり、必要なもん買ったりするけんお金はいるだろ~」
幸「ビールもね ウインク!」
ヘ「え?ビール?あかんよ」
幸「あかんの?ほうなん?毎晩キャンプファイアー囲って酒盛りしよるイメージだったのに・・・」
ヘ「あかん、あかん。銃がほの辺にあるのに、もし酔っ払って撃ったりしたら大変なことになるでぇ」
幸「ほうか、、、ほらほうやな。危険やもんな・・・ほなけど2年間も禁酒か~。ほの反動で、韓国の男子はあんなにお酒飲むんかいな」
ヘ「ほんなに我慢せんでいいよ。2ヶ月とか3ヶ月に一回は休みがあって帰れるんやけん」
幸「あ、そっか。やっぱり入隊は、皆、ほんまはしたぁないん?」
ヘ「ほらできることなら入隊したぁないよ。でも皆しよるし。皆が大体進学しよったら高校行ったり大学行ったりするだろ、ほれと一緒よ。
でもまぁ入隊せんでいい場合もあって、入隊の通知が来た時点で3人以上自分が養わなあかん兄弟や子供、嫁さんがおる人とか、ほういう人は稼がなあかんけん入隊せんでもかんまんのんよ」
幸「体弱い人もおるだろうしなぁ」
ヘ「うん、でも100人希望者がおったら1人しか免除されんけん。ほれくらいハードル高いんよ」
幸「そうか~。けどいっぱい友達できただろ?」
ヘ「ほらもう!すっごい!毎日24時間2年間、同じ年くらいの仲間とずーっと一緒やけんな。大切な忘れれん友達ができたよ」
幸「もしも、もしもじょ、戦争になったら、ヘワンも行かなあかんの?」
ヘ「当然行くよ。手紙が来ると思う。隊を離れて7年か8年くらいは、毎年3~4日の訓練を受けて何かあったらすぐに隊に戻れるように準備しとかなあかんのよ。ほなけど、僕は今パラグアイにおるけん、そういう義務はないんやけどな」
幸「ほ~か~。ほなちょっとラッキーやな」
ヘ「ほなけどもしほんまに戦争になったりしたら、パラグアイからすぐ韓国に帰らなあかんのやけどな」
幸「そっか。そうやな。戦争はぜったいイヤやな。もし戦争になったら世界中の女性が反対して「うちの旦那と息子は戦争にやらん!」って言うたら、誰も兵士になれんけん戦争は不可能なんじょ。女性が肝やな」
ヘ「120%ないけど、もしも、日本と韓国が戦争になったらっていう話があってな、『日本は強い軍艦があるから韓国は日本に上陸できない。韓国の兵士は訓練していて強いから日本は韓国に上陸できない。だから戦争にはなるのは難しい』んやって」
幸「なるほど~。
(確かにこんだけ話し聞いたら、韓国の軍隊は強そうじゃ。日本はだいたい軍隊ちゃうしなぁ・・・。ヘワンの迷彩姿は今かなり鮮明に想像できるけど、冨士君が迷彩服とかイメージできんなぁ)」

へ「韓国女子は、男子の兵役の話は聞きたがらんのよ。っていうか止めて!ってたいてい言うな」
幸「え?なんで?」
へ「サチコには珍しいかもしれんけど、韓国女子はもうすでに入隊中の出来事とか話しは聞き飽きとんよ。韓国人の男子が何人か集まったら大体が「オレはこうだった!」「オレもオレも」「こんなこともあったぞ」「うぉ~ほれスゴいなぁ」って感じで盛り上がるだろ。ほしたら女子は「もうほんな話しは聞きたぁない!」って言うんよ」
幸「ほういうもんか~。なるほどな~」
韓国人の男子に惚れた日本女子はこの入隊中の話をいっぱい「ウンウン」って聞いてあげたらかなりポイント高いかもしれんなっ。

きっとインターネットで調べたら、もっともっとたくさんのことが書いてあるけど、本当に韓国の男性から聞いてすごく心に残りました。
ほれにしても、日本男子が韓国男子に勝つんは難しいかもしれんなぁ。サバイバル能力、明らかに韓国男子が高そうじゃ。

(注意※)英語で話しをしましたが、私には阿波弁に聞こえていたのでこうなりました。
私のつたない英会話力、そしてワインとちょっとツマミをやりながらの話しなので、記憶や聞き取りが間違ってる部分があるかもしれません。あしからず。

by miyamotosachiko | 2012-04-25 06:52 | 2012年パラグアイ  

<< 田舎町ヴィージャフロリダへドライブ メリエンダ、それは「すごいおやつ」 >>