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インド最南端の日の出とストライキ

カニャークマリはインド最南端の町。
逆三角になってるインドの地図の本当に先端です。
ヒンドゥー教徒の聖地のひとつ。
日の出を拝みにこの町を訪れます。

バスが到着したのは午前4時。
宿は決めてなかったけど、バスを降りて日の出が見える海のほうへ歩いていく途中の適当なところに部屋をとることにしました。
今日の日の出は6時10分。
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宿を出ると1時間も前なのに、すでに海にはたくさんの人が。
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右も
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左もインド人ばっかり~~~~。
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隣のおじさんが「日本人か?」と話しかけてくれますが、インドの人の英語ってなんか聞き取りづらい。早口やし。
「あっちがスリランカでな~」「あの島に旗が揚がったら日の出だよ」だと思われますが、よくわからないので適当にうんうん言ってたら日の出の時間に!

日の出はどこで見てもなんかありがたい。
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周辺が明るくなると、防波堤の下、海岸沿いにはゴミがいっぱい!!!ということに気付きます。
どおりで少し臭うと思った。
生ゴミや燃えるゴミやペットボトルや、もうなんでもかんでも捨ててある。
神聖な海なんではないの!?

しかもよく見ると、うんちまで!!
塀の上で海にお尻向けてヤンキー座りして「した」と思われる状態のうんち。
ぜったいに牛や犬じゃない。

日の出前は「インドやけんなぁ」と思ってたその臭いも、原因を見てしまうともうそこにはいられない・・・。すぐ立ち去りました。

マドゥライよりもほんちょっと高いけど、感じの良いミールス。
高いといっても100円ちょっとで食べられます。
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翌日早朝、5時前には開店している商店でチャイを飲んでバスターミナルへ。
リキシャのおっちゃんが声をかけてきたので
「チャイ飲むけんちょっと待ってよ~」と荷物を預けて待ってもらいました。
南インドは人がのんびりしとるな~。
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乗るのはコヴァーラムビーチ行き。午前6時と午後2時の一日二本。
乗り遅れたり乗り過ごしたらイカンので5時過ぎには到着して待ってました。
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が、待てど暮らせどバスは来ない。

もしかして気付かんうちにバスは行ってしまったのか?
バスの運転手さんからそのへんにいる売店のおっちゃん、お客さんにまで聞いて聞いてしたけど、「そのうち来るだろう」「バスはそこに止まる」と指差して待てという。

気付けば7時30分。
もうバスは来ないのか・・・。

でももしかして・・・と思ってまた運転手さんに聞いてみる。

そしたらなんと「ストライキだ」だって!

走ってるバスもあるのに!?
コヴァーラムとかトリヴァンドラムに行くバスだけストライキってこと?

「バスは動かないけど列車なら走ってるから駅に行け」と教えてもらい、駅でスリーパークラス(一番下から二番目のランク)のチケットを購入。

10時30分の列車でトリヴァンドラムへ。
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「ここに座ったら良いよ~」と言ってくれた青年たちと一緒に並んで出発。
「日本語で僕の名前を書いてほしい」という青年と交流。
いや~南インド、えぇところやなぁ~。
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と言っていられるのもここまで。
この直後、発車直前の列車にワワワーーーっと人が乗ってきて、上の荷台に三人の青年が登って、お互いにもたれ合いながら寝はじめた。
「ほんまにうちらの車両これなん?」

チケットを出して見ていると、「ここは30ルピーの席だ。60ルピーはスリーパークラスだからあっちの車両だ」とあとから来た青年。
そしたら「ここで良いんだ」と最初にうちらにここへ座れと言ってくれた青年。

でももう列車は発車しそう。
車両と車両がつながってないので、いっかい荷物を全部もって降りてから自分たちの車両を探す時間はないかも。

とりあえず座れてるからここでいい。
と決めたものの列車が走り出して30分、1時間と時間が経つごとに後悔が増していく。

ゆったり3人掛けと思ってた思ってた座席は5人掛けに。荷台の上で寝てる裸足の青年の足からはなにやらポロポロ落ちてくるし、夫のリュックと添い寝状態の別の青年の動向も気になるし。

ヤシの木やバナナの木がいっぱいの車窓からの風景を見てはいるけど、ほとんど「無」の状態。

もう限界かも・・・と思ったときに「トリヴァンドラムだ」と周りの人たちが教えてくれて慌てて荷物を背負い、中に入りきれずにドアのところに立ってる乗客を押しのけて下車。

「2時間、よぉ頑張ったなぁ」とお互いに労をねぎらいならホームを歩きました。
すると、めっちゃ空き空きの、乗客も超リラックス状態のスリーパークラスが!!!

移動したらよかったぁぁぁぁ。


トリヴァンドラムは徳島駅にちょっと似ている???
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by miyamotosachiko | 2012-09-28 18:19 | 2012年インド  

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