美味しくて楽しいカレー
2012年 09月 24日
コップに入った水をバナナの葉の上にまいて、ササっときれいにします。それで綺麗になったのかはなぞ。むしろそのコップの水が怖い・・・。
「ミールス」と頼むとご飯とマサラがバナナの葉にのせられて出来上がり。50ルピー。75円。
ここもやっぱりお代わり自由。
ラムマサラだと100ルピー150円くらい。
お茶碗3杯分くらいのご飯が出てくるのでかなり満腹になります。
かなりの油を使ってるんだろうなぁ、一食食べるとなかなかお腹が減りません。
右手だけでかなり上手に食べられるようになりました。
ごはんにマサラを混ぜてちゃっちゃっちゃっとこねて、指先のほうでギュっとつかんで口元に持っていったら親指でギュっと押し込む。
人がやってるのをとにかく見て、それっぽくやってみたら、なんとなくできる。
それに、楽しい!
カレーを触感でも味わえるんじゃ~。
「手元を見ずにこねたほうが慣れとるっぽい」と夫。
視線を上げたまま、テーブルは一切見ず、カレーをぐちゃぐちゃと必要以上に混ぜて混ぜて
「あのおっちゃん、ぽーんって口にほおりこむっていうか、吸い込んみょるんよな~」
さらに上級な食べ方に挑戦しようとしてちょっとむせたりしながら、だんだん上手になっていきます。
食べ終わると洗面台で手を洗って、新聞紙で手をふいて終了。
隣の人を見ていたら、どうやら食べ終わるとバナナの葉っぱを二つ折りにするとゴチソウサマの合図のようです。
店の外にはバナナの葉が山積みに。使い捨てなんやな、と安心しました。
立ち食いタイプの店もあります。どの時間帯もにぎわってます。
レジのところで何を食べたいか言って先払い。ショーケースの向こう向こうにいるおじさんにレシートを渡すと、お皿にご飯やカレーを盛り付けてくれます。
いろんな種類のご飯のなかから指差しで注文。
たぶん「ベジタレリアン ビルヤーニ」を頼んだことになった気がする。香辛料もたっぷり、カシューナッツも入っててカレーピラフみたいな感じ。カレーなくてもこれだけで充分美味しい!
盛り付けるおじさんにスプーンを出してくれました。手で食べれるようになったんやけど・・・。
まわりのおばちゃんたちが首フニャフニャさせながらスプーンスプーンと言って、指差すので、スプーンで食べました。
ん~やっぱり手で食べるほうが楽しいし美味しいかな~。
テーブルの上にはお玉の入ったカレーが置いてあって、自分で勝手にお代わりできます。
南部は米を食べることが多いらしいけど、もちろんパンもあります。
手前のは、ドーサーというクレープみたいなパン。ジャガイモのカレー煮込みを包みこんだマサーラードーサーです。それだけでお腹一杯になるけど、やっぱりカレーやヨーグルトソースみたいなのが付いてきます。
私のはドーサーよりもっちりして酸味が強いパン。なんだろ、これ。イドリーという米の粉で作った蒸しパンも南部の特徴らしく、朝食に食べている人をときどき見かけました。
たぶんパーラーターというパンだと思うけど、イタリアのピザ職人も驚くほどのスピードで生地を伸ばして広げて薄~くして、それをパタパタパタっと小さくたたむ作業がよく見えます。
鉄板の上で焼いたそれは、生地が何層にも重なっているのでパイのような触感です。
このパイをそのまま食べるのではなくて、玉ねぎなどの野菜と一緒に炒める料理がありました。パイを鉄板の上でちぎって、猛烈なスピードで薄い鉄の板のようなもので切り刻みながら炒めます。
カンカンカンカン!と叩いて切って、マサラとコショウなどで味付けして出来上がり。
持ち帰りにしてもらったら、ビニール袋に入ったカレーが付きでした。
唐揚げは指差しすると、二度揚げしてくれて出来立てにしてくれました。ライムとにが~い紫タマネギ付き。
「野菜の摂取量が極端に少ない」と夫はビタミン面を気にして、苦いタマネギを頑張って食べてました。
次の日は薬局でマルチビタミンを購入。
体調管理にはめいっぱい気を使う夫ですが、風邪をひくのもたいてい夫。
万が一のために「エレクトラル」というインドのポカリ的存在の粉も薬局で買いました。一袋16ルピー。1リットルにこの一袋をとかすだけ。
味はポカリとOS1を足して二で割ったような味。涙の味とよく似てます。お腹を壊したらすぐ病院に行くつもりだけど、暑さ対策にも良いのでちょこちょこ飲んでいくことにします。
こういうどっぷり地元系のお店は、まだ未体験・・・。
by miyamotosachiko | 2012-09-24 18:04 | 2012年インド